高校受験・・・この言葉を聞いて、
ワクワク&ハッピーな気持ちになる人って、
いるのでしょうか・・・(−_−;)
私たち親もかなり悩むことになる「卒業後の進路」
文部科学省の学校基本調査という資料の
令和元年のデータを見ると、
通信制高校を含めて
高校への進学率は98.8%と、
かなり多くの子供たちが、
高校へ進学しています。
それにしても・・・
内申点も悪く、欠席日数も多い不登校になった子供たちは、
一体どんな学校へ進学しているのでしょうか?
この記事では、不登校の中学生が進学できる
高校についてご紹介します。
・お子さんの不登校で悩んでいる
・不登校の中学生を受け入れている進学先を知りたい
・お子さんの高校受験で悩んでいる
誠に勝手ながら、
この記事では、神奈川県内の高校をメインに
ご紹介しています。
それではどうぞ^^
PICK UP
★不登校中学生からの高校受験★
全日制高校
全日制は、私立も公立も中学校と同じように、
通常は、平日の朝から午後までの時間帯で授業が行われ、
3年間で卒業します。
公立高校は、県や市などが設置し、
私立高校は、民間の学校法人が設置しています。
公立と私立との違いは、学費はもちろんのこと、
学校によって、それぞれの特色があります。
全日制私立高校
欠席日数に厳しい私立高校もありますが、
中には、オープン型入試(内申点を重視しない受験方式)
を行なっている高校があって、
その場合は、例え内申点が悪くても、
当日の入試で高得点が取れれば、合格できます。
それに
受験科目も公立高校は5教科ですが、
私立の場合、英語・数学・国語の3教科で受験できる
学校も割とあるので、勉強の対策がしやすいのも特徴です。
全日制公立高校
公立高校の全日制を受けたい場合、
内申書(調査書)や欠席日数が重要視されるので、
不登校の期間によっては、かなり厳しい進学先になります。
でも・・・
神奈川県公立高校の長期出席枠とは
神奈川県では「資料の整わない者としての選考」
という長期の欠席を理由とする選抜方法の申請ができる場合があります。
例えば、
2年次の学習の記録は見ずに、
3年次の学習の記録を参考にしてほしい
と言うような感じです。
とは言っても、
その申請が選抜資料になったり、
特別枠があるわけではありません。
対象となるには、2つの要件を満たす必要が
あります。
対象となる2つの要件とは
- 長期で欠席した理由が病気などの特別な事情があること
- 中学2年生、3年生のどちらか、または両方の学年で、
欠席した日数が、出席しなければならない日数の3分の1以上の場合
です。
必要書類や、申請条件がありますので、
長期欠席者の申請をしたい場合は、
中学校の先生に必ず相談しましょう。
クリエイティブスクール(公立)
観点別学習状況の評価は活用されますが、
入試の学力検査が行われず、
調査書(内申書)の判定もなく、
面接と特色検査で判定されます。
意欲的に学校生活をおくりたい!
との意思を重視した選考が行われ、
わかる授業を行うために1クラス30人以下というのも
特色の一つです。
でも
全日制の学年制のため、
留年する可能性もあります。
神奈川県では
県立田奈高等学校
県立釜利谷高等学校
県立横須賀南高等学校の普通科
県立大井高等学校
県立大和東高等学校
がこのクリエイティブスクールになります。
定時制高校(公立)
夕方(17:30頃)から夜(21時頃)にかけて4時限の授業が行われ、
その後に部活などに参加することができる高校です。
卒業に必要な単位の数は、学校によって決まっているのですが、
74単位以上必要になり、
卒業の際に得られる資格は、
全日制・通信制と変わりがありません。
修業年限は4年間が基本ですが、
一定の条件を満たせば、
3年間でも卒業できる仕組みを作っている学校もあり、
日中に授業を展開している定時制高校もあります。
フレキシブルスクール(普通科単位制)
午後から夜間の時間帯を中心に授業が行われる高校です。
神奈川県立川崎高校
神奈川県立厚木清南高校
フロンティアスクール(多部制)
午前・午後の時間帯で授業が行われる学校です。
神奈川県立横浜明朋高等学校
神奈川県立相模向陽館高等学校
三部制
午前、午後、夜間の3つの時間帯で授業が行われる学校です。
横浜市立横浜総合高等学校
昼間部
午後の時間帯で授業が行われる学校です。
川崎市立川崎高校
高等専修学校
工業、農業、医療、衛生、教育、社会福祉、
商業事務、服飾・家政、文化教養など、専門的な技能や教養が学べる学校で、
学科によって、1年制から5年制までの色々なコースがあり、
3年制以上の高等専修学校の多くが、
大学入学資格付与指定校となっていて、
卒業生の多くは、専門の知識や、
技術を活かせる就職先や進学をしています。
神奈川県内にある高等専修学校一覧
川崎市医師会附属准看護学校
国際フード製菓専門学校
岩谷学園高等専修学校
横浜デザイン学院
横浜調理師専門学校
横浜理容美容専門学校
ヨコスカ調理師専門学校
大和商業高等専修学校
厚木調理師学校
専門学校神奈川総合大学校
小田原看護専門学校
専門学校国際新堀芸術学院
相模原調理師専門学校
生蘭高等専修学校
アイム湘南美容教育専門学校
があります。
技能連携校
高校の普通科目と専門科目の2つを効率よく学べる学校で、
通信制高校に同時に入学をして、
高校卒業資格を取得することもできます。
通信制高校
公立、と私立の両方がありますが、
レポート、スクーリング、試験の3つをクリアすることで高校卒業を目指します。
- 通算で3年以上の修学
- 74単位以上取得する
- 3年間で30時間以上の特別活動の参加
この3点が卒業条件になります。
神奈川県内にある公立では
神奈川県立横浜修悠館高校
神奈川県立厚木清南高校
の2校があります。
サポート校・通信制高校提携校
通信制高校と提携をして、
高校卒業までのサポートをしてくれる
民間教育機関です。
一週間のうち1日〜5日通学するコースが選べます。
高等学校卒業程度認定試験
私たち親世代から見ると
「大検」の方が聞き覚えがあるのですが、
2005年度から導入され、
高校卒業と同等であると認定する
文部科学省の試験になります。
合計で、8科目〜11科目の試験を
合格できれば、試験合格となり、
大学や専門学校への受験資格を得ることができます。
まとめ
例え中学生で不登校になったとしても、
お子さんに高校へ進学したいとの気持ちがあれば、
公立、私立の全日制の高校
定時制高校
高等専修学校
通信制高校
などへ受験・進学することは可能です。
お子さんと相談して、
高校を探してみてくださいね。
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